工場の生産性を向上させたい

我が国では、国の施策としても「生産性向上」が掲げられており、
各企業においても課題となっていますが、以下の点にも留意する必要があります。
これらを考慮した、総合的な「設備管理」の重要性が求められています。

  • 高齢化と労働人口の減少を受けて、外国人・高齢者・女性の活用(力を借りる)という方向性の強化
  • 労働時間短縮(すなわち仕事(量))を減らす方向。従来多いはずのついでの仕事を減らし、必要なものしかやらないように、計画の「的中率」を上げること
  • 仕事の効率そのものを上げる方向

「生産システム効率化の極限追求」を目指す現場活動

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「TPM」(Total Productive Maintenance/全員参加の生産保全)は、社団法人日本プラントメンテナンス協会によって1971年に提唱されましたTPMとは全員参加の(あるいは総合的な)生産保全をのことです。生産活動において、最高の状態・行動とのギャップを“ロス”と定義し、こうしたロスをゼロにすることを目指します。また人や設備の体質を改善することで企業の体質を改善します。
結果として、生産性・安全性を向上し、人材育成にもつながるでしょう。
また、TPM賞は、TPMによって成果をあげている国内外の事業場や、設備管理技術の発展に寄与する優秀な論文・商品等を審査・表彰する制度です。
特に、TPMによって成果あげている国内外の事業場を審査・表彰する「TPM優秀賞」は、その制定以来約3,500以上の事業場が受賞しています。

現場での生産性を向上するためのTPM活動や改善活動に役立つグッズ(エフ等)については、「報告書・ガイド一覧」をご覧ください。

現場の創意と工夫「からくり改善」を知る

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製造現場における困りごとを、自分達のアイデアで解決する「からくり改善」。
「現場オペレーターが知恵を出し」「手づくり」で製作し、その結果は「創造性が高く」他の見本となる「楽しい改善」といえます。
重筋作業・作業姿勢の改善、作業効率改善、省エネ・省スペース改善などが代表的なものです。
「からくり改善」について、こちらをご覧ください。

海外資格認定「Monodzukuri Test」

海外資格認定「Monodzukuri Test」は、日本における自主保全士制度をベースとして2014年に創設され、
タイの企業から実施を始めています。

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海外資格認定「Monodzukuri Test」

保全の計画-実施-評価の仕組み(計画保全)を知る

  • 設備管理

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    「設備管理」を構成する要素は、「設備」「人」「仕組み」です。これらの要素が、生産性の向上に直結しています。設備管理の重要性とその概要を、こちらからご覧ください。

  • MOSMS

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    また、経営的に合理性のある計画がつくられ、「計画主導」で保全が実行されなくてはなりません。こうした保全の仕組みを「計画(主導の)保全」といいます。「経営に資する戦略的保全マネジメントシステム」MOSMS(Maintenance Optimum Strategic Management System)と合わせて、「計画保全」の仕組みを、こちらからご覧ください。

生産性向上の基礎を支える「人材育成」

生産性の向上を支える「設備管理」。これを遂行するための人材育成を支援するため、階層別教育プログラムを提供しています。
「生産や保全に役立つ人材育成をしたい」に詳しく紹介しています。

各社の成功事例を知る

生産性向上に取り組む他社情報や成功事例、保全技術情報などを多数ご提供しています。