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調査・研究開発
社会資本系企業のTPM
社会資本系企業の背景と活動の狙い
社会資本系企業では、公益性が高くサービスや製品の範囲が限定されているため、
特有の高度な固有技術を有する
業務を遂行するための標準・要領類やシステム化は進んでいる
などの一般的な特徴を持ち、国や県、法律など規制に守られてきました。しかし、自由化などの時代の変遷に伴い、求められている機能が大きく変化しています。また、人員についても年齢分布が変化しており、各世代別の能力や望まれている機能、育成環境が大きく変化してきました。もう一つの特徴は、管理職の比較的早い人事ローテーションです。経験が薄い新しい職場で管理職が力を発揮するための、「仕組み」を構築しておく必要があります。TPM活動では全員参画により、「効率的な運営を行える仕組み・仕事が増えない仕組み」、「仕事をしながら育成のできる仕組み」、「計画主導の論理的保全体制」などの仕組みづくりが、大きな狙いとなります。合わせて現場現物のロス取りにより、効率化を実践します。
 
社会資本系企業のTPM活動の目的と実際活動展開の基本

上記を念頭におき、従来、製造業に導入され成果を上げてきたTPMをベースに、新たに「社会資本系企業のTPM」を開発いたしました。
社会資本系企業のTPMは、「人・仕組み・設備」の3点を目的とした活動です。
実際の活動では、2つの基本をもとに、各活動を展開します。

(1) 「現場力」とは、過去に先輩達が築いてきたものであり、今後の基盤となるものです。この現場力の再生産を目的とし、さらに一段の飛躍を行うためには、「人材の階層別の変革」が大きな課題です。各階層が役割に応じ、「自らが伸びていく・下位者を伸ばしていく」活動を実施する「仕組み」をつくります。
(2) 具体的な成果の出る活動の展開を行います。これが、効率化改善であり、業務の運営手順や現場作業の改善などが課題となります。

上記2つの活動展開の基本は、技術・技能の「原理・原則」や「あるべき姿」にあるのはいうまでもありません。TPMはこれらを発展させるツールなのです。
TPM活動の目的と活動展開の基本
階層別の期待する役割
 
5本柱によるTPMの活動展開

TPMは、一つの活動に多くの成果を期待し、ステップに応じ一つひとつ実現する体系的な活動です。
具体的には、以下の5本の柱をベースに活動を展開していきます。

TPM活動の5本柱
活動の柱 活動内容
(1)TPM流方針展開 上位方針から現場の具体的課題まで、個々人の自覚を重要視した一貫展開
(2)継続的改善活動の実践 ステップ展開を基本に、分析ツールを重視し「見える化」を使った活動
(3)計画主導の論理的保全の実践 マザープログラムを基本とした保全の仕組み再構築活動
(4)人財の育成 現場力の再生産人財の育成を目的とし、(2)(3)の活動を通した現場実践力の高度化
(5)本質安全 実態観察を基本とした分析重視の危険源撲滅改善活動
 
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